鼻血が止まらない?!その止め方間違っていませんか?
子供の頃、鼻血が出ると祖母が庭から菊の葉を摘み取り、
その絞り汁を鼻の穴にたらしてくれた事を思い出します。
大人になってから菊の葉には止血効果があるという民間療法を知りましたが、
菊がいつも身の回りにあるわけではありません。
むしろそんな状況の方が少ないのではないでしょうか。
鼻血を止めるのに首筋をトントン叩くのは意味がない?!
そもそも一般的な鼻血としては以下のような理由が考えられます。
①鼻の中の粘膜が傷ついてしまった
直接触った訳でもないのに、強く鼻をかんだら鼻血が出てしまった、
という経験がある方もいらっしゃると思います。
それぐらい鼻の中の粘膜はデリケート。その上血管が多く、
思わぬ刺激で出血しやすいという特徴があります。
②血管が拡張して出血してしまった
のぼせたり、チョコレートの食べ過ぎで鼻血が出た、というような例がこれにあてはまります。
勢いのよくなった血の流れが鼻の中の細い血管を破ってしまう、という訳です。
怪我をしたとき、傷口を叩いたりして治そうとはしませんよね?
鼻血が出た時、上を向いて首筋や後頭部を軽く叩いたりしても、
鼻血を止める効果がないということがわかっていただけるかと思います。
効果的な鼻血の止め方とは?
要は怪我と一緒な訳ですから、圧迫止血が有効です。
具体的には、鼻血が出ている側の小鼻を指で上から押さえます。
小鼻を両側から指で挟み込んでもOKです。
また、鼻を冷やす事も効果的です。
タオルやハンカチを水で濡らし、鼻の上からあてがいましょう。
冷やすことによって血管を収縮させて出血をおさえる、
つまりは鼻血の原因である血管の拡張の逆を意図して行うわけですね。
どちらにせよあまり動き回らず、安静にしていることが大切です。
それでも鼻血が止まらなかったら…
なにをやっても鼻血が止まらない、またあきらかに異常と思える量の鼻血が出た場合は、
内科的な疾患が関係していたり、動脈が傷ついていたりする可能性があります。
そんなときは迷わず病院にいきましょう。
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