普段はお通じも普通にあるのに、なぜか生理前になると決まって便秘になってしまう…

そんな経験ありませんか？

改善方法を取り入れるようになっていまではかなり楽になりましたが、ずいぶん長く苦しめられてきました。。。

でもこれってなぜなんでしょうね？

お腹は張って苦しいし、会社であまり長い時間トイレにこもるのも申し訳ないし、なんとなくおならが臭いかも………と気になるし

この記事が、そんなかつての私と同じ苦しみを持つあなたのお役に立てれば嬉しいです。

生理前の便秘はなぜ起きる？

生理前に便秘になってしまう原因に、2種類の女性ホルモンの分泌量の変化があります。

仮にその女性ホルモンをＡとＢとすると…通常は「Ａ＞Ｂ」の分泌量なのに対し、生理前（排卵前）は「Ａ＜Ｂ」と、分泌量の逆転現象がおこります。

これが、いわゆるＰＭＳ（月経前症候群）を起こす原因です。ＰＭＳがもとで体と心に引き起こされる症状は、実に200種類以上！そのなかに『便秘』も含まれています。

でも「学生の頃は、別に生理前便秘にならなかったよ？」という方もいらっしゃるでしょう。

これは、女性ホルモンが活発になり、体が妊娠のための準備を行う、いわゆる性成熟期という期間が20才～40才の間だといわれているからです。

また、就職・結婚など生活ががらっと変わるストレスで自律神経の乱れが起きやすく、食生活や嗜好品（たばこ・酒）などの物理的な変化もくわわり、ＰＭＳが強く出る傾向もあるようです。

生理前の便秘解消法！

いろいろと試してきた中で、現在も私が行っている解消法をいくつかご紹介しますね。経験上、どれか1つだとなかなか効果を感じにくいので、ご自身に合うものを複合的に行うことをオススメします。

①常温の水を飲む

便秘の原因の一つに、便の水分が足りず固くなってしまっている事があります。1日1リットル～1.5リットルの水を摂取しましょう。

このとき、あまり冷たすぎる水を飲むとお腹を冷やしてしまい、生理痛が強くなってしまう事もあるので常温の水を準備するのが望ましいです。

②お腹をマッサージする

腸の動きを活性化するため、お腹をマッサージしましょう。おへそを中心に、『の』の字を書くように10回程強めになでさすります。

また、低めの枕をお腹にあたるようにうつ伏せに寝て、おへそを中心にしたシーソーのように、左右にゴロゴロとするのも手軽なマッサージ方法です。

③食物繊維・乳酸菌をとる

腸の調子をよくする食べ物を積極的に摂りましょう。

便を柔らかくする水溶性食物繊維と、腸の動きをよくする不溶性食物繊維の両方を摂取するのがポイントです。納豆・おくら・ごぼうはどちらの食物繊維も含んでいるためおすすめです。

また、腸内がアルカリ性になり、腐敗物がたまり便秘になりやすくなる原因に、悪玉菌の存在があります。ヨーグルトやサプリメントで乳酸菌（善玉菌）を摂取する事によって、腸内環境を整えましょう。

④ウォーキングを行う

実は歩く事は腸の動きを活発にするのに非常に適した運動です。

生理中では激しい運動などは控えた方がよいですが、そのかわり一駅歩く、少し遠目のスーパーに行くなど、軽くウォーキングを行ってみてください。腸が便を送る蠕動運動が活発になり、便秘解消に良いです。

⑤とにかくトイレへ行く

便意がなくても、決まった時間にトイレに行ってみて下さい。（朝食後・寝る前など。出なくても5分ほど）

体が便を出す生活リズムをつくりやすくなります。

このとき、絶対出すぞ！とプレッシャーをかけることなく、出てくれたらラッキー程度に気楽な気分でいる事も大切です。

まとめ

便秘はお腹が痛くなったり、吐き気がしたり、お腹がぽっこりでてしまったりで不快感がいっぱい。

だからといってイライラしてしまっては、それが原因でＰＭＳの症状が強くなり、さらに便秘がちに………という負のスパイラルにはまりかねません。

生理前の期間は「体と心を特に大事にする期間なんだ」と割り切って、無理しすぎずゆったりと過ごすことを心がけて下さいね